(ブルームバーグ):訪中している米共和党のデーンズ上院議員は7日、中国の王毅外相と面会し、ホルムズ海峡の通航再開をイラン側に促したことに謝意を示した。世界のエネルギー市場を揺るがしているイラン戦争を巡り、米国は打開策を模索している。
王外相は前日にイランのアラグチ外相と会談したばかり。デーンズ氏は北京で王氏に対し、「イラン外相との会談に感謝したい」と表明。緊張緩和や中東の和平実現、ホルムズ海峡の再開に向けて王外相が取り組んでいると評価した上で、「イランを巡る現在の紛争の平和的解決を実現するため、昨日その目的に向けて尽力されたことに感謝したい」と述べた。
上院外交委員会に所属するデーンズ氏は今週、超党派の議員団を率いて中国を訪問。すでに上海でテクノロジー企業を視察した一行は現在、北京で中国政府高官と会っている。
トランプ米大統領は習近平国家主席との首脳会談のため、1週間後に北京を訪れる予定。トランプ氏の訪中はイラン戦争を理由に一度延期されており、同戦争は主要議題の一つとなる見通しだ。両首脳はまた、制裁や貿易障壁などの懸案についても協議するとみられる。
デ-ンズ氏は王外相との会談で、ボーイング機の購入拡大も呼びかけた。「来週、両首脳が会談する際、ボーイング機の追加購入が実現することを期待している」と言及した。
一方、王外相は米中関係には「曲折」があったとしつつも、「首脳外交」によって一定の安定が実現しているとの認識を改めて示した。
デ-ンズ氏は前回の米中貿易戦争でも仲介役を務め、2019年には当時の習主席の側近で、通商交渉責任者だった劉鶴氏らと会談したことがある。また、1990年代に米プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)幹部として中国や香港で6年間勤務した経験を持つ数少ない米政治家の一人でもある。
今回の訪中にはデ-ンズ氏のほか、民主党からカントウェル、共和党からはフィッシャー、リー、モラン各上院議員が参加している。
原題:US Senator Thanks China for Iran Efforts, Calls for Boeing Deal(抜粋)
--取材協力:Allen K Wan.
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