EV=電気自動車の開発や生産で注目されてきた中国ですが、今、自動運転システムや自動車部品の分野でも存在感を増しつつあります。部品の9割以上が中国製だというアメリカの自動車メーカーも現れています。
きょう開幕した北京モーターショー。会場にはBYDをはじめとした中国の大手EV企業の車が並びました。
海外の老舗自動車メーカーも注目されています。
去年、全世界で販売した自動車のうち40%近くが中国向けだったドイツのアウディ。中国向けの新型車両を発表しました。
アウディ担当者
「アウディは100年にわたる高級ブランドの遺伝子と、中国の最先端技術を真に融合させています」
車に搭載されたセンサーから送られた情報をもとにAIが周囲の状況を判断し、運転をサポートすることが可能だといいます。
記者
「こちらの車両に搭載されている運転の支援システムなのですが、中国企業のものだということです」
このシステムを手がけたのは、自動運転技術を開発する中国の新興企業Momenta。ドイツや日本のメーカーとも提携するなど、急速に事業を拡大しています。
自動車向けの半導体を開発する中国の新興企業も登場しています。こちらの企業は従来よりも低価格の半導体を開発。ドイツのフォルクスワーゲンなどに提供しているといいます。
Horizon Robotics担当者
「私たちの目標はスマート機能を高級車だけの装備にするのではなく、より多くの一般車両のユーザーにも利用し、体感してもらうことです」
EVのためのバッテリーの分野でも中国企業は存在感を増していて、中国製の技術や部品を取り入れる海外のメーカーが増えています。
テスラ中国法人トップ
「2019年から、わずか3年間で私たちは部品の95%を中国製にしました。このスピードで実現できたのは、中国の強力なサプライチェーン体制と中国の優れた人材が結びついているからです」
テスラが上海工場で生産しているEVの部品の9割以上が中国製だということです。
自動車向けの半導体やAIなど、重要技術の開発や自動車産業のサプライチェーンの強じん化に国をあげて取り組む中国。世界の自動車メーカーの中国依存を深めたい思惑も見え隠れしています。
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