イラン情勢です。アメリカとイランによる停戦に向けた協議の行方が注目されるなか、トランプ大統領はイランとの停戦を延長すると発表しました。
アメリカのトランプ大統領は21日、SNSで、「どのような結果になるにしても、イランとの議論が終わるまで停戦を延長する」と表明しました。具体的な延長期限は示していません。
トランプ氏は仲介するパキスタンから「イラン側が統一した提案を示せるまで、攻撃を停止するよう求められた」と説明しています。
トランプ氏はこれまで、アメリカ東部時間で22日の夜が停戦の期限だとして、それまでにイラン側と合意できなければ攻撃を再開する可能性に言及していましたが、当面は交渉を続ける姿勢を示した格好です。
また、ホワイトハウスの当局者はバンス副大統領が21日のうちに、イランとの交渉のためパキスタンに向かうことはなくなったと明らかにしています。
ロイター通信などは最新の世論調査で、トランプ氏の支持率が2か月連続となる36%となり、第二次政権として過去最低の水準が続いていると伝えています。
対するイラン側ですが、革命防衛隊に近いタスニム通信は、イランが、仲介するパキスタンに対し、「交渉参加の見通しは一切ないことを通告した」と報じました。アメリカによる停戦違反などを理由としてあげ、「過剰な要求とイラン国民の権利に反する主張をやめなかった」などと非難しています。
またタスニム通信は、トランプ氏が期限を示さずに停戦延長を発表したことについて、その意図を分析。その一つとして、停戦延長そのものが「時間稼ぎ」や「戦術的な欺き」である可能性も排除できないとしています。
こうしたなか、交渉の焦点となっているホルムズ海峡をめぐり、トランプ氏はさきほど「イランは封鎖を望んでいるわけではない」とSNSに書き込みました。
しかしトランプ氏はアメリカ軍に対し、イランの海上封鎖を続けるよう指示しており、2回目の協議をめぐり、双方の封鎖解除がハードルとなっています。
アメリカとイランの2回目対面協議 一旦“白紙”も仲介国・パキスタンでは厳戒態勢続く 協議再開に「真摯な努力」 両国に停戦順守呼びかけも