(ブルームバーグ):22日朝の外国為替市場で円は対ドルで159円台前半で推移。米国とイランの新たな協議計画が頓挫したことや、米金利上昇を背景にしたドル買いは、トランプ米大統領の停戦延長表明で一服した。ただ、中東情勢の不透明感は残り、ドルは買われやすい。債券は下落の見通し。
米国とイランの外交協議の計画が取りやめとなったことを受け、トランプ氏は「協議が何らかの形で決着する」まで停戦を延長するとした。ホルムズ海峡でイラン発着の船舶に対する封鎖を維持することも表明した。
三菱UFJ信託銀行ニューヨーク支店資金証券室の小野寺孝文ファーストバイスプレジデントは、協議が白紙に戻ったことで「停戦期待が後退し、不透明感が高まった」と指摘。米連邦準備制度理事会(FRB)次期議長に指名されたウォーシュ氏の、上院銀行委員会での指名公聴会を受けた利下げ期待後退もあってドルが底堅い中、円は軟調な地合いが続くとの見方を示した。
野村証券の後藤祐二朗チーフ為替ストラテジストは22日付のリポートで、米国とイランの双方とも戦闘再開といったエスカレーションは望んでいないとの見方を示し、直接協議に向けた機運は維持される公算が大きいと指摘した。停戦協議の進展をにらみ神経質な展開が続くものの、本格的なリスクオフに発展する可能性は限定的とみている。
債券
債券相場は下落する見通し。三井住友トラスト・アセットマネジメントの稲留克俊シニアストラテジストは、ウォーシュ氏の発言や小売り統計を受けて米国債が売られた流れに引っ張られるとの見方を示した。売りが先行した後は材料もなく、動意に乏しい展開を見込む。
先物夜間取引で中心限月6月物は21日の日中取引終値比23銭安の130円09銭で終えた。稲留氏の先物の予想レンジは130円00銭-130円25銭、新発10年債利回りは2.385-2.410%(21日は2.38%で終了)。21日の米10年国債利回りは前営業日比4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)高い4.29%程度だった。
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