(ブルームバーグ):米生命保険会社プルデンシャル・ファイナンシャルは、日本法人プルデンシャル生命保険の新規販売活動の自主的停止をさらに180日間延長することを決めた。
21日の発表文によれば、プルデンシャル生命保険が販売再開に必要な業務運営、ガバナンス、組織体制などの変更を完了するための時間を確保する必要があるとしている。当初5月10日に終了する見込みだった販売停止は、11月5日まで継続される。
プルデンシャルのアンディ・サリバン最高経営責任者(CEO)は発表文で、プルデンシャル生命保険について、「先に表明した通り、コンプライアンスおよび監督体制が新規販売の再開を支えると確信できるまでは、新規販売を再開しない」とした。
プルデンシャル・ファイナンシャルは同日、2027年までに1株当たり利益(EPS)を最大8%伸ばすとの目標を撤回した。販売停止により、26年には最大5億7500万ドル(約916億円)、2027年には最大4億5000万ドルの損失を見込んでいる。
プルデンシャル・ファイナンシャルの株価は同日の米国市場での取引で、一時前日比6.8%安となった。
同社は22日、元社員らによる不適切な行為の疑いがあるとして申請のあった件数が700件と、2月時点の約300件の2倍以上に増えたと発表した。そのうち70件はグループ会社のジブラルタ生命保険に関する申し出だとしている。
プルデンシャルはガバナンスプロセスの一環として、プルデンシャル生命保険の経営管理体制に関する独立した第三者によるレビューを既に開始。同レビューは現在も進行中で、完了までに数カ月を要する見通しだとしている。
プルデンシャル生命保険は不正行為の再発防止に向け、報酬・評価制度、営業活動の行動管理、本社および営業拠点のガバナンスなどの主要分野で改革を引き続き進める。同社の財務は引き続き健全で、債務を履行する能力を維持していると説明した。
プルデンシャル生命保険は2月、同社社員らが顧客から31億4000万円に上る金額を不適切な手段で受け取っていた問題を受け、同月9日から保険商品の新規販売を90日間、自主的に停止すると発表していた。
原題:Prudential Extends Japan Life Sales Pause, Pulls Growth Target、Prudential of Japan Extends Voluntary Sales Suspension (1)(抜粋)
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--取材協力:佐野七緒.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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