中国の勝宏科技(恵州)は21日、香港市場への上場初日に株価が一時60%高となった。香港市場でここ7カ月で最大規模となる26億米ドル(約4100億円)の資金を調達した同社は米エヌビディアのサプライヤーで、中国本土にも上場している。

勝宏科技の株価は取引序盤に336.20香港ドルまで上昇し、新株発行価格の209.88香港ドルを大きく上回った。発行価格は仮条件の上限で、いわゆる「コーナーストーン」投資家37社が約9億9700万米ドル分を引き受けた。

コーナーストーン投資家には、中国の富豪ジャック・マー(馬雲)氏が支援する雲鋒基金やモルガン・スタンレー、ヒルハウス・インベストメント、韓国のミレーアセット証券が含まれている。

今回の株式発行は、昨年9月の紫金鉱業国際による37億米ドルの案件以来、香港で最大規模となる。

香港の投資銀行関係者は、これを機に大型案件が相次ぐ展開を期待している。勝宏科技は人工知能(AI)分野における中国企業の上場ラッシュの一角を占める。同社はAIサーバーの中核を成すプリント基板(PCB)を製造。中東情勢の不安定さを背景に、AIセクターは再び人気の投資テーマとなっている。

原題:Victory Giant Pops 60% in Debut After Year’s Biggest HK Listing(抜粋)

--取材協力:Chongjing Li、Dave Sebastian、Charlotte Yang.

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