防衛省は2025年度の航空自衛隊による緊急発進の回数は595回だったと発表しました。前年度から109回減少したものの、高い水準での推移が続いています。

防衛省によりますと、595回のうち、▼中国軍機に対する緊急発進は366回、▼ロシア軍機に対しては214回で、両国の航空機に対する対処がほぼすべてを占めています。

2025年度は5月に中国・海警局の船が尖閣諸島周辺の日本の領海に侵入し、この船から飛び立ったヘリコプター1機が領空を侵犯しました。

また、12月には中国海軍の空母から飛び立った戦闘機が自衛隊の戦闘機に対しレーダー照射を行ったほか、中国軍とロシア軍の爆撃機が東シナ海から四国沖の太平洋にかけて長距離を共同飛行しました。

内倉統合幕僚長は17日、会見で、緊急発進の回数が「高い水準で推移している」との認識を示し、「中ロの軍事活動を引き続き注視し、対領空侵犯措置に万全を期していく」と述べました。