(ブルームバーグ):インドの製油各社は、ここ2カ月にロシア産原油を大量に購入している。中東産の供給がひっ迫し、米国の制裁も緩和し始めたため、年内いっぱい現水準の大量購入が続くとみられる。
ロシア産原油の購入を容認する米国の制裁緩和は向こう数日で期限が切れる見通しだが、延長を予想していると、インドの製油大手幹部らは述べた。供給源の選択肢が乏しいことを踏まえると、延長されなくても購入量が減少する可能性は低いと、この幹部らはみている。
慎重に取り扱うべき問題を話しているとして、幹部は匿名を要請した。
海上輸送データ分析のケプラーによると、インドが輸入するロシア産原油は3月に日量平均198万バレルと、2023年6月以来の高水準に上った。4月は同157万バレルと低下しているが、主にロシア産原油を日量40万バレル処理する能力を持つナヤラ・エナジーの製油所がメンテナンスのため操業を停止したことが大きな理由だ。
前述の企業幹部によると、5月には再びロシア産原油の輸入は増加すると見込まれる。
シンガポールの分析会社バンダ・インサイツの創業者バンダナ・ハリ氏は「インドは入手可能な全てのロシア産原油を確保しようとしている」と指摘。「ペルシャ湾からの供給がひっ迫する限り、インドは最大限のロシア産原油輸入を続けると予想する」と述べた。

原題:India Splurges on Russian Oil as Sanctions Threat Begins to Fade(抜粋)
--取材協力:Weilun Soon.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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