(ブルームバーグ):空荷のカタール関連液化天然ガス(LNG)タンカー48隻超がアジア各地で待機状態にある。中東での戦争で同国輸出プラントの稼働停止が続いているほか、ホルムズ海峡が事実上、封鎖されているためだ。
ブルームバーグとクプラーの追跡データ分析によると、これらのタンカーはインド西部沖、スリランカ沖、マラッカ海峡北口、シンガポール東方海域など複数の地点に集まっている。データでは、いずれの船もLNGを積載していない。
カタールは3月上旬にイランによるドローン(無人機)攻撃を受け、世界最大のLNG輸出プラントが生産停止を余儀なくされた。これにより世界市場は混乱し、同国の大規模なタンカー船隊は運航指示を失った。3月の別の攻撃では、同国のラスラファンにある施設の一部が損傷した。
こうした待機船の存在は混乱の規模を示すものだ。LNG業界全体にその衝撃は広がり、消費削減を迫られた国もある。ペルシャ湾と世界市場を結ぶホルムズ海峡を通過するLNG輸送は、米国とイスラエルが2月下旬にイランへの攻撃を開始して以降、イランによってほぼ停止状態に追い込まれている。
LNG輸入者国際グループ(GIIGNL)によると、世界で運航されているLNGタンカーは現在800隻超。
原題:Qatar’s LNG Tankers Idle Across Asia as Export Plant Stays Shut(抜粋)
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