3日の日本市場は、ホルムズ海峡の通航再開に向けた新たな取り組みへの期待から株式と債券が上昇する見通し。原油相場の高騰は続いており、円は対ドルで159円台後半でのもみ合いとなりそうだ。

国営イラン通信は、イランがホルムズ海峡の通航を監視するためオマーンと協定案を策定していると報じた。2日の米国市場では、原油高を背景に大幅安で推移していたS&P500種株価指数やナスダック総合指数が協定への期待で小幅に上昇して終えた。

原油の中東依存度が高い日本は通航再開による恩恵が強いとあって、株式相場はきのうの下げを取り戻しそうだ。低調な入札結果も重なり前日に大きく下げた債券も、米長期金利が低下した流れを受けて上昇する見込み。

一方、トランプ米大統領は今後2-3週間で一段と強硬な行動を取ると国民向け演説で表明した後も強硬姿勢を崩していない。戦争の早期終結期待が後退したことで、2日の米ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は前日比11%高と大幅に上昇して終えた。

円相場は原油高によるドル買い圧力と当局の介入への警戒感が交錯し、159円台半ばから後半で膠着(こうちゃく)感が強くなる可能性がある。3日はグッドフライデー(聖金曜日)の祝日で米国・欧州・香港などの株式市場が休場、米債券市場は短縮取引となる。米国では3月の雇用統計が発表されるため、東京時間午後は様子見ムードも強くなりそうだ。

(注:表中の終値は米国時間終値。円相場は対米ドル、前営業日比は円の対ドル変化率。米10年金利の前営業日比は変化幅(単位:%ポイント)。日経平均の前営業日比はシカゴ・マーカンタイル取引所清算値と大阪取引所清算値との比較。シカゴ取引所が休場の場合は大阪取引所の前日清算値と最終取引値の比較。金は1トロイオンス当たりのドル建て価格)

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