(ブルームバーグ):中東最大のアルミニウム生産企業は、イランによるミサイルと無人機による攻撃を28日に受けて主要拠点が「重大な被害」を被ったと明らかにした。同社は日本と韓国向けにアルミニウム輸出を手掛けている。
攻撃を受けたのはアラブ首長国連邦(UAE)のエミレーツ・グローバル・アルミニウム。UAEはアルミの主要な供給国であり、同社は国内最大の金属生産拠点を運営している。
今回の攻撃は、中東での戦争が重要産業に打撃を与え、世界経済に影響を及ぼし得る状況をあらためて浮き彫りにした。同地域のコモディティー(商品)業界はホルムズ海峡の実質封鎖によって、エネルギーから肥料に至るまで大半が輸出できない状態にあり、そこにさらなる打撃が加わった格好だ。
イランが行っている攻撃は各地の重要施設に損害を与えており、戦争終結後に操業が正常化するまでの期間が長引く公算が大きい。
アルミニウムは紛争前から値上がりしていたが、需給逼迫(ひっぱく)や世界的な在庫減少の可能性が意識され、一段と上昇している。
中東地域は世界のアルミニウム供給の約9%を占め、その多くが現在、ホルムズ海峡内に滞っている。ゴールドマン・サックス・グループは、コモディティー価格の上昇が世界経済への重しになるとの見方を示している。
エミレーツ・グローバル・アルミニウムは被害状況を調査中だと説明した。複数の従業員が負傷したことは確認したが、同拠点での操業停止の有無については言及を避けた。
原題:Middle East’s Top Aluminum Maker Says Main Smelter Damaged (2)(抜粋)
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