新年度予算案の年度内成立が困難な情勢となるなか、政府は不測の事態に備えた暫定予算案をあす閣議決定し、国会に提出する方針です。

国会では、衆議院の議院運営委員会の理事会が開かれ、出席した尾崎官房副長官は暫定予算案を政府があす閣議決定し、国会に提出する方針を伝えました。

暫定予算案は年金などの社会保障費や、来月から実施する予定の高校授業料の無償化に関する経費が盛り込まれていて、一般会計の総額は8兆6000億円程度となる見通しです。

政府・与党は今月30日にも衆参両院で審議し、成立を図りたい考えです。

一方、参議院では、今月中に成立しないと生活に影響がおよぶ「日切れ法案」の審議が行われていて、松本文科大臣の不倫問題で審議が滞っていた高校授業料の無償化などに関する法案は年度内に成立する見通しとなりました。

松本洋平 文部科学大臣
「文部科学省として、非常に重要な二つの法案をご審議いただくという重要な局面であります。大変申し訳なく思っております。本当に申し訳ございません」

与野党は松本文科大臣の責任追及よりも、▼高校授業料無償化のための法案と、▼公立中学校で「35人学級」を実現するための法案の審議を優先させる考えで、両法案は今月末までに成立し、教育現場への影響は避けられる見通しです。