半年ぶり3000円台に なぜ値下がり?
井上キャスター:
コメの価格の推移は現在どうなっているのでしょうか。

先日発表された、全国のスーパーの平均のコメ価格は5キロ3980円。約半年ぶりに4000円を割り込みました。
コメの値下がりの理由として…

▼2025年産のコメの収穫量が増えたこと
▼集荷業者や卸売業者に大量の在庫が残っていることがあります。
1月末時点で、民間在庫には321万トンのコメが残っていますが、適性の水準は約180~200万トンと言われているので、多くのコメが余っている状況です。
2026年のコメの見通しはどうなっているのでしょうか。
23日、農林水産省が発表したデータです。

▼生産量(2026年):732万トン(※各地の作付の意向を踏まえた結果)
▼需要(2026年):697万トン~711万トン
生産量が需要を上回り、2027年6月末には、民間のコメの在庫量が271万トンと過去最高水準となる見通しです。
今まで農林水産省がコメの価格の推移をつかみきれなかったと考えると、この発表されている数字を額面通りに受け取って良いものなのかと個人的には感じますが、馬淵さんはどのように感じていますか?

経済アナリスト 馬渕磨理子さん:
政府関係者などに聞くと、コメの価格5キロ3500円台くらいが、農家も利益があり、生活者にとっても買いやすい値段なので、そこを目指して今動いてるのかなと思います。
実際、コメの価格の高騰によって、2025年は物価高が進んでしまっていました。物価高の大きな要因は「コメ」がメインだったんです。
これが落ち着いてきて、いよいよ消費者物価指数が2%を切り、実質賃金がプラスになりそうだというタイミングで原油価格が上がってしまったので、経済はなかなか思うようにいかないとすごく思います。
井上キャスター:
生産者の方はどう考えているのでしょうか。コメ農家の多田正吾さんにお話を伺うと…

▼買取価格については「新米が出るころは、4日ごとに60キロあたり300円ずつ下がっていってしまうかも」と予測されていました。
▼作付面積については「作付面積は変えない。田んぼに稲を植えないと雑草が生え無駄に。作れる分は作る」ということです。
▼コメ価格については「とにかく安定してほしい」と話していました。
生産を増やしたり減らしたりというのがなかなかできないところが、やはり、コメの生産の難しさですよね。