(ブルームバーグ):サウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)がイランとの戦争への関与に向けた措置を講じたと、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が報じた。戦闘の激化を示唆する可能性がある。
WSJによれば、サウジは米軍に対しキング・ファハド空軍基地へのアクセスを認めることで合意した。事情に詳しい複数の関係者の話として伝えたもので、長年の宿敵イランに対する攻撃に自国の基地は使用させないとしていた立場からの転換と見受けられる。
また同紙は事情に詳しい関係者の話として、UAEがイラン所有の病院やクラブを閉鎖したとも報道。これはイランにとって重要なサポート源を阻止する動きとなる。
このほかWSJによると、イランへの攻撃に使用された一部のミサイルがバーレーンから発射されたことを示す動画が確認されたという。米軍はペルシャ湾岸地域の国々から支援を受けているかどうかについてコメントを控えたという。
この報道を受けて原油先物相場は上昇し、米株価指数先物はそれまでの上げ幅を打ち消した。
ペルシャ湾岸地域の米パートナー諸国による今回の動きは、イランに対する各国の不満の高まりを示唆している。米国とイスラエルによる攻撃を受け、イランは周辺各国の標的を攻撃している。イスラエルが先週、イランのガス田を攻撃したのに対し、同国は報復として中東全域のエネルギー資産を攻撃している。
WSJの報道に先立ち、トランプ米大統領はイランとの「実りある会話」を理由に同国のエネルギーインフラへの攻撃を5日間延期すると発表していた。トランプ氏は協議の参加者や合意の枠組みについて、これまで詳細を明らかにしていない。
ニュースサイトのアクシオスは23日、米国のウィトコフ特使がイランのガリバフ国会議長と交渉していると報じた。これに対しガリバフ氏は、米国との交渉は行われていないとXに投稿。イラン国営テレビは、米国が過去数日、仲介者を通じてイランとの交渉を試みたものの、同国政府はこれらの要請に応じていないと伝えた。
原題:Saudis and UAE Take Steps Toward Joining Iran War, WSJ Reports(抜粋)
(報道内容の詳細を追加して更新します)
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