東京海上ホールディングス株が24日の取引でストップ高となる前日比17%高の6857円で比例配分された。米投資・保険会社バークシャー・ハサウェイから約2874億円の出資を受け入れ、戦略的提携を結ぶと23日に発表。これを好感した買いが集まった。

株価は昨年8月に付けた日中高値6710円を上回り、上場来最高値を更新した。

今回の提携で東京海上HDは、金庫株として保有する自社株をバークシャーの完全子会社で再保険事業の中核会社に割り当てる。株式希薄化の影響を避けるため、出資受け入れと同額の自社株買いも実施する。再保険や企業の合併・買収(M&A)分野で連携し、世界的な競争力を強化する狙いだ。

SMBC日興証券の村木正雄シニアアナリストは23日付リポートで、東京海上HDは「世界の保険会社の中から戦略パートナー」としてバークシャーに選ばれたことを意味すると指摘。株式市場だけでなく、保険市場とM&A市場でもブランド力を高め「人材・契約・案件獲得を有利にするだろう」とみている。その上で、当初から戦略提携で合意したことは「ポジティブサプライズだ」と述べた。

ブルームバーグ・インテリジェンスのスティーブン・ラム氏も同日付のリポートで「バークシャーによる今回の投資は東京海上HDの戦略や事業ポートフォリオ、株主還元方針の強さを裏付けるものだ」と評価した。

(株価を終値に更新し、市場関係者のコメントを追加して記事を更新します)

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