(ブルームバーグ):米アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は18日、中国でイベントに出席した。アップルは今月、中国国内のアプリ開発者から受け取る手数料を引き下げた。
中国・成都市政府のソーシャルメディア「微信(ウィーチャット)」の投稿によると、クック氏は成都市にあるアップルストアで開催された創立50周年を記念するイベントに出席した。アップル広報は、コメントの求めに対し、今のところ回答していない。
アップルは12日、中国本土の「アップストア」で通常の手数料を従来の30%から25%に引き下げると発表した。現地規制当局による独占禁止法上の介入リスクを抱えていたアップルが、極めて収益性の高い中国市場で大きく譲歩した格好だ。
発表によると、引き下げは15日からで、iOSおよびiPadOS向けのアプリの両方に適用される。この変更は「中国規制当局との協議」を受けたものだという。
中国共産党の機関紙はこの発表後、アップルに対しアップストアのルールをさらに緩和し、「独占的」な慣行を是正するよう社説で求めた。アップストアのポリシーを巡り騰訊控股(テンセント)や字節跳動(バイトダンス)と対立してきたアップルが、今後も中国当局の圧力にさらされ続ける可能性があることが示された。
アップルは2010年に中国でアップストアを開始したが、米国版よりも厳しい規制を受けている。アップルが中国当局の要請に応じて同プラットフォームから特定のアプリを削除することもあり、2024年にはメタ・プラットフォームズの通信アプリ「ワッツアップ」を削除した。また、外部事業者による決済やネットでの購入の際の外部リンクを可能にするため、プラットフォームを開放するよう圧力を受けている。
原題:Apple CEO Visits China Amid Growing Pressure on App Store Policy(抜粋)
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