トランプ米大統領は16日、ワイルズ首席補佐官が早期の乳がんと診断されたと明らかにした。職務は続ける意向だという。

トランプ氏は「彼女には素晴らしい医療チームがついており、予後は非常に良好だ。治療期間中もほぼフルタイムでホワイトハウスで勤務する予定で、大統領として非常にうれしく思う」とソーシャルメディアに投稿。「治療を受けながらも、自分が愛し、非常にうまくこなしている仕事を続けようとする強さと献身が、彼女という人物をすべて物語っている」とした。

68歳のワイルズ氏は、女性として初めてホワイトハウスの首席補佐官に就いた。西棟(ウエストウイング)を統括するこの職は、しばしば「ワシントンで2番目に強い権力を持つ仕事」と呼ばれる。

同氏の病気はトランプ政権にとって重要な時期に重なった。トランプ氏と共和党は中間選挙に向けて準備を進めているが、議会の主導権維持には厳しい戦いが予想されている。トランプ氏は自身の経済政策を巡る有権者の不満にも直面している。イランとの戦争で物価上昇圧力が強まっていることも、こうした懸念を強めている。

乳がんは女性で最も多いがんで、米国では女性のおよそ13%が生涯のどこかで発症する。米国がん協会によると、早期患者の5年生存率はほぼ99%に達する。ただ、女性のがんによる死亡原因としては肺がんに次いで2番目に多い。

舞台裏で大きな影響力を持つ側近であるワイルズ氏は、トランプ氏の2024年の選挙戦を取り仕切った。過去の選挙戦を悩ませてきた内紛や混乱をおおむね抑え込み、陣営に安定をもたらしたとして評価された。

原題:Trump Says Wiles Diagnosed With Cancer, Will Continue Her Work(抜粋)

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