ロンドン金属取引所(LME)で16日午後、システム障害により全銘柄の取引が停止した。

取引データによると、停止はロンドン時間午後2時44分からで、その後、午後5時半に取引が再開した。LMEのウェブサイトの情報では、電子取引プラットフォームに問題が報告されたものの、その他のシステムは通常通り稼働していたことが示された。

イラン情勢がアルミニウムや亜鉛などの工業用金属の流通を混乱させ、長期的な需要見通しに不透明感をもたらすなど、金属市場は不安定な状態にある。障害発生前の価格はまちまちで、銅は0.6%高、アルミニウムは1.3%安だった。

ここ数カ月、金属市場は度重なるシステム障害に見舞われている。LMEは1月30日に取引開始が1時間遅れ、 米シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)では昨年11月、10時間に及ぶシステム障害が起き、世界市場を混乱させた。CMEグループの天然ガス市場では1月にも、極端な価格変動の最中に2分間のシステム障害が発生し、トレーダーが影響を受けた。

LMEは昨年3月、電子取引トレーダーの利便性向上を目指す大規模な技術刷新の一環として、新しい取引プラットフォームを立ち上げた。他の取引所とは異なり、LMEでは今なお大量の取引が電話や電子メッセージを通じて行われているが、2022年のニッケル危機を受け、LMEは、電子取引の増加に向け取り組んでいる。

原題:LME Trading Halt Hits Metals Markets From Aluminum to Zinc (1)(抜粋)

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