(ブルームバーグ):トランプ米大統領は15日、カー連邦通信委員会(FCC)委員長が放送局に対し、報道内容を「是正」しなければ免許を失う可能性があると警告したことについて、「興奮」していると表明し、イラン戦争の報じ方を巡りメディアを強く批判した。
トランプ氏はカー委員長が「これら腐敗し、極めて非愛国的な『ニュース』組織の一部免許を調査しているのを目にし、非常に興奮している」とソーシャルメディアに投稿。さらに、メディアが戦争の最新動向を誤って伝え、トランプ氏がイランの偽情報と見なす内容を拡散していると主張した。
トランプ氏による今回のメディア攻撃は、米国とイスラエル、イランの衝突が3週目に入り、状況が大きく緩和する兆しが見えない中で行われた。
原油価格の上昇を通じてインフレを再燃させ、米国および世界経済の成長を鈍化させる恐れがあるこの紛争の解決を求める圧力が強まっている。
11月の中間選挙を控える中で、国民の負担をさらに増やす不人気な戦争をトランプ氏が続ければ、自身の政策遂行能力を損ないかねず、共和党が議会の主導権を失うリスクもある。
カー委員長による放送局への警告は、イラン戦争の報道に直接触れたものではない。ただし、米国とイスラエルによるイラン攻撃の報道に不満を示したトランプ氏の投稿に続く形で、カー氏はX(旧ツイッター)上でコメントを発信した。
政権が好まない内容の報道を理由に放送免許を取り消すことは、FCCの権限を前例のない形で拡大することになる。こうした試みの一部は、これまで裁判所で退けられている。
原題:Trump ‘Thrilled’ With FCC’s Carr Warning Networks on Coverage(抜粋)
もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
©2026 Bloomberg L.P.