イーロン・マスク氏は13日、自身が率いる人工知能(AI)スタートアップxAIで離職が相次ぎ、従業員の流動性や今後の方向性に対する不透明感が高まったことを受け、再構築する意向を明らかにした。

マスク氏は自身のソーシャルメディアX(旧ツイッター)に「xAIは当初、正しく構築されていなかったため、基礎から再構築されている」と投稿した。

xAIからは著名な人材が相次いで離脱している。xAIの共同創業者で画像生成製品を統括していたグオドン・チャン氏は12日、同社を去ったと発表した。チャン氏と緊密に連携していたハオティアン・リウ氏も、「燃え尽きた」としてxAIを退社した。

ビジネス・インサイダーによると、もう一人の創業者メンバーであるジハン・ダイ氏も離職している。ダイ氏とxAIはコメント要請に応じなかった。

マスク氏を含むxAIの当初の共同創業者12人のうち、設立から3年を経た同社に残っているのは3人以下となった。

マスク氏は12日、現在評価額500億ドルで、資金調達中の有力AIコーディングスタートアップ「カーサー」から、上級職の社員2人を採用した。マスク氏は今週、xAIがコーディングにおいて遅れをとっていることを認めた。AIコーディングは、OpenAIやアンソロピックなどの競合企業が重点を置いている分野だ。

英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は、事情に詳しい関係者の話として、スペースXとテスラの両社の管理職が、xAI従業員の業務内容を確認するよう求められ、そのうち数名が解雇されたと報じた。

マスク氏は、xAIの人材採用を率いる盟友バリス・アキス氏と共に、採用強化に取り組んでいる。マスク氏はXへの投稿で「過去数年間、多くの有能な人材がxAIからの内定や、面接さえも断られていた。申し訳ない。バリスと私は会社の面接履歴を確認し、有望な候補者たちに改めて連絡を取っている」と明かした。

原題:Musk Pledges to Rebuild xAI as Another Co-Founder Departs (1)(抜粋)

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