考えられる原因は?専門家は「浮力」の影響を指摘
大阪市建設局によりますと、大雨の際の浸水を防ぐため、周辺の地下ではすでにある下水管の下に、一時的に雨水を貯める貯水管をつくる工事が行われていました。

地表に突き出てきたのは、古い下水管と新しい貯水管を繋ぐための直径約3.5m、長さ約30mの「鋼鉄管」。地中に埋設されていましたが、なんらかの理由で浮き上がり、約13m地表に突き出てしまったといいます。
工事をしていた大阪市建設局は「原因についてはこれから究明する」としていますが、専門家は「浮力」を受けた可能性を指摘します。

地下に埋設されていた「鋼鉄管」。重さは約56t。底をコンクリートで塞ぎ、大量の地下水を張っていました。
さらに、薬剤を周りの土に注入し「鋼鉄管」との隙間をなくします。地下水の浮力をうけるため、重さや摩擦で固定していたのです。

そして、底のコンクリートが固まったため10日に水を抜きました。すると「鋼鉄管」が地上に。
グローバルウォーター・ジャパンの吉村和就 代表は、地下水の浮力により浮き上がった可能性があると見ています。
わかりやすく例えると、“空のペットボトルを水に入れると浮く”という現象です。

グローバルウォーター・ジャパン 吉村和就 代表
「今回の梅田の地区は、江戸時代は海の底だった。非常に地下水位が高いというのが問題。アンカー(底のコンクリート)が固定されている、周りの土がきちっと固化して、確認してからでないと水は抜かないはずだが、一体誰が水を抜けという指令を出したのか」