来年のサッカー女子ワールドカップ(W杯)予選を兼ねたアジア・カップに出場していたイラン女子代表を巡り、トランプ米大統領は、開催地のオーストラリアが選手に亡命を認めないのであれば米国が受け入れると表明した。帰国後の安全が懸念されていることが背景にある。

ゴールドコーストでの試合で国歌斉唱をしなかったことを理由に、テヘラン当局が一部選手を名指しで非難。これを受け、オーストラリアに対して選手の保護を求める圧力が高まっている。

Photographer: Albert Perez/Getty Images

トランプ氏は9日、「オーストラリアはイラン女子代表をイランに強制的に戻すことを認めるという、ひどい人道上の過ちを犯している。彼女たちは恐らく殺されるだろう」とソーシャルメディアに投稿。「やめるべきだ、首相。亡命を認めよ。そうしないなら、米国が受け入れる」と訴えた。

報道によると、大会序盤の試合で国歌演奏中に沈黙を保ったことを受け、イラン国営テレビの司会者は選手らを裏切り者と呼んだ。その後の試合では、選手らは国歌を斉唱し敬礼した。

イラン女子代表は8日、フィリピンに0-2で敗れ、大会を終えた。戦争が続く中、選手らのイラン帰国に向けた手配が行われているかどうかは不明だ。選手らは紛争が始まるわずか数日前にオーストラリア入りしていた。

オーストラリアのウォン外相は8日、同国政府が選手らと直接接触しているかどうかについてコメントを控えた。「イラン女子代表についての発言は差し控えたい。イラン政権が自国民に残忍な弾圧を行ってきたというのは明白だ」とオーストラリア放送協会(ABC)とのインタビューで述べた。

原題:Trump Says US Willing to Take In Iranian Women’s Soccer Team(抜粋)

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