長引く景気低迷で少子化にも拍車

藤森祥平キャスター:
こうした中国の景気減速にさらに拍車をかけているのが、中国の出生数です。2016年に一人っ子政策をやめ、ベビーブームを狙ったものの、逆に数はどんどん減っていき、2025年は792万人。下げ止まりなのかどうか、という状況です。

斎藤さんはよく研究で中国に行かれると思いますが、現状、どう捉えますか。

東京大学准教授 斎藤幸平さん:
中国は電気自動車にせよ、AIにせよ、ロボットにせよ、高速鉄道にせよ、ここまでものすごいスピードで拡張して、そこに膨大な投資をしているわけですよね。

それと比べると、日本はこうした先端技術に全然投資もしてこなくて、むしろ東芝なども含めて中国に買われるような状況になっている中で、中国を気にしている場合なのかと。

少子化も含めて厳しい状況にあるのは、むしろ日本の方ではないかなと思います。

逆に中国を見ながら、日本の今の姿を、あるいはその未来を私は心配してしまいます。

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<プロフィール>
斎藤幸平さん
東京大学准教授
専門は経済・社会思想
著書『人新世の「資本論」』