アメリカとイスラエルによるイランへの攻撃で、イランの最高指導者ハメネイ師が死亡しました。

イランの国営メディアは先ほど、アメリカとイスラエルの攻撃でハメネイ師が死亡したと報じました。ハメネイ師は2月28日の早い時間に、自身の事務所で死亡したということです。

また、イランメディアはハメネイ師の娘と義理の息子、孫が死亡したと伝えています。

これに先立ちトランプ大統領も「歴史上で最も邪悪な人物の一人、ハメネイが死亡した」とSNSに投稿。また、CBSテレビに対し、ハメネイ師の後継について「適任者は何人かいる」と述べていました。

イランの赤新月社によりますと、イランではこれまでに全土で201人が死亡。国営メディアは、南部の小学校で児童ら108人が死亡したと伝えています。

こうした中、国連の安全保障理事会では緊急会合が開かれました。

アメリカの代表は「イランは核兵器を保有してはいけない」との原則に基づき、アメリカは合法的な行動をとっていると主張。これにイラン側は。

イラン イラバニ国連大使
「いかなる正当化も、非難も、偽の情報の伝達も、この明白な犯罪と侵略を合法化したり、正当化したりすることはできない」

このように指摘し、イスラエルや中東各国の米軍基地への報復攻撃は認められた自衛権だと主張しました。

今回ハメネイ師が狙われた背景について専門家は、アメリカがイランの「革命防衛隊」の一部と通じていた可能性を指摘します。

元イラン大使/関西学院大学 齊藤貢 客員教授
「ハメネイ師を排除したら一部の人間が事実上の権力奪取をする、親米政権を一気に打ち立てるという考え方」

一方で、イランは官僚システムが構築されているため、ただちに体制が崩壊することはないとも指摘し、さらなる報復が懸念されるとしています。