2月の米雇用者数の伸びは、約1年ぶりの大幅増となった1月分から落ち着き、より緩やかで持続可能とみられるペースに戻る見込みだ。

6日に発表される2月の雇用統計を前にブルームバーグが実施したエコノミスト調査の予想中央値によると、非農業部門雇用者数は前月比6万人増と、1月分の半分弱にとどまる見通しだ。失業率は4.3%で前月と変わらないとみられる。

 

数年にわたり労働者の確保に奔走してきた企業は、昨年に入ると採用を急速に抑制した。その結果、リセッション(景気後退)期を除けば2025年の雇用者数の伸びは03年以降で最も小さかった。こうした動きは米経済の主な原動力である消費者の間で不安を高めている。

労働市場の停滞が長引くほど、消費者の底堅さが試されることになる。全米の広い範囲で冬の悪天候が経済活動を混乱させたため、同じく6日に発表される1月の小売売上高は、いずれの方向についても明確なシグナルを示さない可能性が高い。

エコノミストらは、自動車とガソリンを除く小売売上高が緩やかに増加すると予想している。燃料価格は月初に5年ぶりの低水準を付けた後、1月後半に持ち直した。業界統計によると、自動車販売は落ち込んでおり、これも天候の影響とみられる。

ブルームバーグ・エコノミクス(BE)のアナ・ウォン、スチュアート・ポール、エリザ・ウィンガー、クリス・コリンズ、アレックス・タンジ、トロイ・デュリーの各エコノミストは「2月の非農業部門雇用者数は3万人減少し、1月の予想外に強い結果から急減速すると見込んでいる。こうした減速は基調的な採用環境の悪化というよりも、1月下旬から2月初めにかけての寒波をより反映したものだ」と指摘。

「建設やレジャー・ホスピタリティーなど、天候による影響を受けやすい業種が特に打撃を受けたとみられる。ただ、より幅広い観点では、労働市場の状況は昨年秋以降、安定化しているとわれわれは判断している」とも分析した。

原題:US Job Growth Seen Moderating After Robust January: Eco Week(抜粋)

--取材協力:Beril Akman、Brian Fowler、Laura Dhillon Kane、Monique Vanek、Piotr Skolimowski、Robert Jameson、Mark Evans、Charlie Duxbury.

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