オーストラリアのソフトウエア大手ワイズテック・グローバルは、人工知能(AI)を軸とした事業再編の一環として約2000人を削減する計画だ。ズービン・アプー最高経営責任者(CEO)が25日明らかにした。従業員のほぼ3割に相当し、世界のソフトウエア業界を揺るがすAIによる効率化を具体化する動きとなる。

アプー氏はAIを全面的に受け入れるとし、貨物ソフトウエアを手がける同社にとって前例のない恩恵があると語った。ワイズテックの従業員は現在、約7000人。

同社による人員削減は、AIに起因するものとしては国内で最大かつ最も踏み込んだ規模となる。豪州ではコモンウェルス銀行なども従業員をAIに置き換えている。

アプー氏は電話会見で、同社の「30年を超える歴史の中で最も重要な転換点の一つだ」と述べ、AIはより少ない人員で、より短時間に、より高い生産性を実現すると指摘。顧客サービスなど一部部門では、2人に1人がいなくなるという。

「私はこれを明確に言う用意がある。エンジニアリングの中核的行為として手作業でコードを書く時代は終わった」と同氏は強調。AIは「これまで手の届かなかった水準の効率化をワイズテック全体にもたらしている」と話した。

原題:Software Maker WiseTech to Cut 30% of Workforce in AI Shift (2)(抜粋)

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