(ブルームバーグ):欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は22日、トランプ米大統領による最新の関税措置が、これまで欧州連合(EU)と米国の間で交渉の末に築かれてきた「均衡」を損なう恐れがあり、経済にとって新たな逆風となり得るとの見解を示した。
ラガルド氏はCBSの番組「フェース・ザ・ネーション」に出演し、米連邦最高裁がトランプ氏による緊急権限法の適用に基づく上乗せ関税の世界的な導入を退けた後、今後の通商関係を巡る明確さを確保することが「極めて重要だ」と述べた。
同氏は「車に乗る前に交通ルールを知っておきたいと思うものだ。それは貿易でも同じだ」と語った。
ラガルド氏は、「昨年4月の決定や7月の米欧間の通商取り決めの後も取引は続いてきたが、貿易に関わる人々が慣れ親しんできた均衡全体が揺らぐことになれば、企業活動に混乱が生じるのは間違いない」との考えを示し、これまで交渉で取り決められた合意には適用除外や例外規定が含まれていたと指摘。関税による「痛み」は米国の消費者も免れていないとも話した。
原題:Lagarde Says US Tariff Moves Risk Upsetting Equilibrium With EU(抜粋)
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