13日の金相場は反発。前日のニューヨーク取引時間帯に急落したが、注目される米消費者物価指数(CPI)の発表を前に押し目買いが入った。

金のスポット価格は13日の取引で一時1.5%上昇。前日は3.2%安と、1週間ぶりの大幅な下落となっていた。米金融市場は人工知能(AI)が企業業績に及ぼす影響への懸念からあらゆる資産クラスが売られ、そのあおりを金相場も受けた。金価格の下落は、マージンコール(追加証拠金請求)の発生やアルゴリズム取引によって増幅された可能性もある。

 

紫金天風期货のアナリスト、Liu Shiyao氏は、米国株の下落で幅広いポジションを持つ投資家の一部が追い証請求によりコモディティーを売らざるを得なくなったと指摘。「多くの場合、これらの資産を同時に保有している。このため一つが売られれば、他の資産に換金圧力がかかる。とはいえ、影響はそれほど大きくはならないだろう。金相場は依然として値固めの局面にある」と論じた。

今回の調整は、コンピューターモデルを活用する商品投資顧問業者(CTA)の売りによって強まった可能性が高いと、ブルームバーグのマクロ・ストラテジスト、マイケル・ボール氏は述べた。

最近の金と銀の下げの一部は、利益確定売りも作用していそうだ。貴金属相場は1月末から2月初めにかけての歴史的な急落後、下げの一部を回復していたが、それ以降は値動きの激しい展開が続いている。ただ、週間の騰落率では、このまま引ければ金はほぼ横ばいとなる。

原題:Gold Rebounds After Sharp Drop Sparked by Wider Market Jitters(抜粋)

--取材協力:Winnie Zhu.

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