フランスの高級品グループ、ケリングの主力ブランドであるグッチの2025年10-12月(第4四半期)売上高減少は予想より小幅だった。

ケリングの10日の発表によると、グッチの既存店売上高は10%減と、10四半期連続で減少したものの、アナリスト予想の10.4%減より小幅な減少となった。年間経常営業利益も予想を上回った。

ケリング株はパリ市場で一時14%上昇し、2020年以来の最大の日中上昇率を記録、今年の下落分の大半を回復した。

RBCのアナリスト、ピラル・ダダニア氏はリポートで、「緩やかな改善が確認された」と指摘。今後は「依然としてかなり厳しい高級品市場の環境下で、ケリングがどの程度、成長回帰を実現できるかが焦点となる」とした。

イヴ・サンローランやバレンシアガも傘下に持つケリングは、業績回復を目指し昨年、ルカ・デメオ氏を最高経営責任者(CEO)に起用した。同社は近年、競合他社に後れを取っており、特に中国における高級消費の減速を背景にグッチ製品の人気が低下したことが打撃となっている。

デメオ氏は決算発表で、不透明な状況が続く中、今年度はグループにとって再建と変革の年になると述べた。ケリングは、その魅力の再燃を図る必要があり、クリエイティブな変化に対する初期の反応は好意的であると付け加えた。

ケリングは、上期に予定されている美容部門の売却完了後、1株当たり1ユーロの特別配当を支払う予定も明らかにした。

グッチの2025年経常営業利益は、前年比40%減の9億6600万ユーロ(約1800億円)となったが、アナリスト予想の9億1100万ユーロを上回った。

原題:Gucci Sales Fall Less Than Feared as Kering CEO Pushes Revival(抜粋)

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