(ブルームバーグ):投資ファンドの日本産業推進機構(NSSK)は10日、藤田観光の議決権の25%(約390億円)に当たる株式を取得したと発表した。筆頭株主である非鉄大手、DOWAホールディングスから保有株の一部を買い取った。NSSKにとって、上場維持を前提とした出資案件は初めて。
発表資料によると、NSSKは同ファンドの営業網や知見を活用し、合併・買収(M&A)の積極化や人材支援を通じて企業価値の向上に貢献するとしている。
DOWAは昨年、歴史的経緯で保有していた藤田観光株式を非中核資産と位置づけ、30年度までに50%削減することを目指すとする方針を公表していた。藤田観光は温泉テーマパーク「箱根小涌園ユネッサン」やホテル椿山荘東京などを運営する。
DOWAの議決権割合は、31.83%から6.83%に減る見通し。26年3月期決算で約230億円の特別利益を計上する予定。売却収入のうち、税相当額を控除した後の全額を配当や自己株式取得などの株主還元に充てるとしている。
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