アジアのジャンク(ハイイールド)債は、低レバレッジによってデフォルトリスクが抑えられていることから、今年も上昇し、米国の同種資産に対するアウトパフォーマンスを拡大する見通しだ。UBSアセット・マネジメントのアジア債券ポートフォリオ運用責任者、レイモンド・ギ氏がこのような見方を示した。

強気見通しの主因は、魅力的なバリュエーションとアジアのクレジットファンダメンタルズの回復にある。同氏はインタビューで、近年の良好な資金調達環境を活用し、多くのアジア企業が負債を削減したり、満期を迎えるドル建て債をより長期の債券や国内での借り入れに借り換えたりしてきたと説明した。

アジアのハイイールド債は、地政学的緊張が続く中でも、利回りの高さや償還期間の短さ、企業財務の改善に投資家の関心が集まり、過去2年にわたり堅調に上昇してきた。こうした楽観は今年も続き、バランスシートの健全化、米資産への依存度低下、中国での投資機会の再浮上が追い風となっている。

アジアのハイイールド債に特化したギ氏のファンドは過去12カ月の成績が同種ファンドの99%を上回った。

同氏は「多くのアジアのハイイールド企業が、レバレッジの削減に成功している」と指摘し、「今年も、2025年と同様にデフォルトリスクは低水準にとどまると見込んでいる。これがアジアのハイイールド市場が再び良好なパフォーマンスを示す主要な原動力になるだろう」と語った。

アジアのジャンク債市場は2026年、堅調なスタートを切った。主要指数は25年に9.5%のリターンを記録した後、年初来で1.8%上昇している。23年末以降では、米ドル建ておよびユーロ建てのジャンク債をそれぞれ10ポイントと13ポイント上回るパフォーマンスとなっている。

原題:Top UBS Fund Manager Says Asia Junk Bond Rally Has Further to Go(抜粋)

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