トヨタファイナンスは準備していた社債の発行を同社の都合で見送った。年限2年と3年、5年の3本を2月中旬以降に起債する予定だった。

主幹事の大和証券が明らかにした。トヨタファイナンスに取材を試みたが、コメントは得られなかった。同社は当初1月の起債を予定していたが、会社側の都合により延期していた。

社債の値決めのベースとなる国債の利回りは、高市早苗政権の財政拡張観測が意識されてボラティリティーが高い状態が続いている。日本銀行の早期利上げ観測も広がる中、5年国債利回りは過去最高を更新した。

大和証デット・キャピタルマーケット第三部の渡邉智世氏はブルームバーグの取材に対し、今回の見送りの理由はマーケット要因ではないと説明。投資家とはこれまで継続的に対話しており、年度末の資金活用を控える形で購入を検討していた投資家もいたと述べた。

ブルームバーグの集計によれば、トヨタファイナンスは1999年から継続して社債を発行しており、2025年は総額2710億円を起債した。

主幹事には大和証のほか、2年債と3年債で野村証券とSMBC日興証券が、5年債では3社に加えて三菱UFJモルガン・スタンレー証券が指名されていた。

(第3、4段落に背景と主幹事のコメントを追加しました)

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