マイラン米連邦準備制度理事会(FRB)理事は、連邦準備制度のバランスシートについて、一段と小さくあるべきだとする一方で、それでも経済危機時に大規模な資産購入を選択する余地を排除するものではないとの見解を示した。

マイラン氏は9日収録のポッドキャストで、連邦準備制度のバランスシートを縮小すれば、金融市場における存在を抑え、将来的に危機が生じた際に金融当局に選択肢を与えることになると説明した。

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「ゼロ金利制約の下で、金融危機のまっただ中にある場合、バランスシートを拡大するのは正しい対応だ」とマイラン氏は指摘。その一方で、「そうした手段を講じる必要が生じたときのために、余力は温存しておくべきだ」とも述べた。

トランプ大統領がケビン・ウォーシュ元FRB理事をパウエル議長の後任に指名すると先月発表したことを受け、投資家やアナリストはバランスシートの役割を巡る当局者の発言を精査している。

ウォーシュ氏はかねて、バランスシートの大幅な圧縮を含め、連邦準備制度の「レジームチェンジ(体制の変革)」を訴えている。同氏は金融当局が債券購入の量的緩和(QE)第2弾に踏み切った2011年に理事を退任した経緯がある。

マイラン氏は、時間をかけてバランスシート圧縮を進める計画を支持するとしながらも、即座に実行できるものではないと注意を促した。

「そこに至るまでには、規制面の手続きで乗り越えなければならないハードルが幾つもある」とし、「実現までには長い時間がかかる。明日からすぐに圧縮を始めることはできない」と語った。

原題:Miran Says Fed Policymakers Should Use Balance Sheet in Crisis(抜粋)

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