(ブルームバーグ):たばこメーカー、米フィリップ・モリス・インターナショナル(PMI)の昨年10-12月(第4四半期)決算は増益となった。ニコチンパウチ「Zyn(ジン)」などの無煙製品の販売好調が寄与した。
PMIは米国外で「マールボロ」などの紙巻きたばこを販売するが、電子たばこや加熱式たばこ、ニコチンパウチといった代替製品に重点を移している。6日発表の10-12月期決算では調整後1株利益が希薄化後ベースで1.70ドルに増加し、アナリスト予想を上回った。1-3月期は1株当たり1.80-1.85ドルの利益を予想している。
たばこ事業は、喫煙による健康被害への懸念が重しとなっており、PMIは2030年までに総売上高に占める無煙たばこ製品の割合を3分の2以上に高めることを目指している。6日の発表資料によると、同事業は25年通期売上高の41.5%を占め、24年の約39%から増加した。
ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)のアナリスト、ケネス・シェイ氏はリポートで、「世界最大の独立系たばこ企業から非燃焼式製品メーカーへの変貌は、競合を上回るペースで着実に進んでいる」と指摘。「特に米国での無煙製品のさらなる成長を前提とすれば、30年までに総売上高の3分の2超を同製品で賄うという同社の目標は達成可能に見える」と述べた。
PMI株価は6日のニューヨーク市場で一時2.5%上昇した。昨年1月に米食品医薬品局(FDA)が米国でのZynの販売を承認したことで、過去12カ月では約26%上げている。
一方で、ニコチンパウチ関連のマーケティングや研究開発費の増加が、米国を含む米州地域の営業利益を圧迫した。同地域の10-12月の調整後営業利益は、為替変動や買収などを除いた実質ベースで43%減となり、予想を上回る落ち込みとなった。
原題:Philip Morris Profit Rises as Smoke-Free Products Catch On (2)(抜粋)
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