カタールで行われたサッカー・ワールドカップ。その決勝戦の観戦に訪れていたマクロン大統領に批判が殺到しています。

サッカー・ワールドカップカタール大会決勝では、アルゼンチン対フランスが対戦。PK戦の末、アルゼンチンが3度目の優勝を果たしました。

その決勝戦を見に来ていたフランスのマクロン大統領のある振る舞いに、フランス国内から批判が殺到しています。

試合終了後、連覇を果たせず意気消沈する選手らに声をかけ、抱擁するマクロン大統領。さらに選手用のロッカールームを訪れ、演説をした際の動画も自身のツイッターに投稿。

これらの行いに、フランスの現地メディアは「監督気取り」「人気取りだ」と批判。さらに、野党のある政治家は、以前マクロン大統領自身が投稿した「スポーツを政治に利用すべきではない」という同じ文面を投稿。

また、会場のスタジアムをめぐっては、建設に従事した外国人労働者への虐待など、カタール国内の人権問題がフランスでも問題視されました。そうした会場でマクロン大統領が観戦すると発表した際は批判があがりました。

支持率が低迷しているマクロン大統領にとって、今回の観戦がプラスに働くのかマイナスに働くのかはフランスの有権者にかかっています。