米ファッション大手ラルフローレンが発表した2025年10-12月(第3四半期)決算では、欧州での販売停滞や利益率低下見通しを受け、成長の勢いが鈍化するとの懸念が広がった。

欧州の既存店売上高は10-12月で横ばいとなり、ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均を下回った。前年同期は17%増だった。

ジャスティン・ピチッチ最高財務責任者(CFO)は5日のアナリスト向け電話会議で、関税率の引き上げと広告キャンペーンの実施時期が重なる影響により、1-3月(第4四半期)の粗利率と営業利益率が低下するとの見通しを示した。

これを受け、株価は5日の米国株式市場で一時9.8%下落した。昨年はS&P500種株価指数の上昇率を上回る53%高を記録し、3年連続で上昇していた。

パトリス・ルーベ最高経営責任者(CEO)は「時間をかけて顧客基盤をより購入単価の高い消費者へとシフトさせている」とし、「定価販売を増やし、若年層や女性顧客を取り込む」と述べた。

10-12月の平均小売価格は関税の影響を相殺し18%上昇した。競合他社に比べ中国からの調達比率が低い同社は、今会計年度で関税の影響が最も大きくなるのは1-3月と見込んでいる。

先行きの強気見通しは維持し、通期の売上高予想を引き上げた。26会計年度は為替変動を除くベースで1桁台後半から10%台前半の増収を予想。従来見通しは5-7%だった。

原題:Ralph Lauren Falls on Investment Concerns, Europe Slowdown(抜粋)

--取材協力:Jonathan Roeder.

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