(ブルームバーグ):トランプ米政権は、割引価格で一部の医薬品を直接購入できる新たなウェブサイトを立ち上げた。11月の中間選挙を控え、与党・共和党に逆風となる生活費高騰を巡る懸念に対応する。
トランプ氏はホワイトハウスで5日開かれたイベントで、「今夜から、最も一般的に使われている処方薬の数十品目が新しいウェブサイトTrumpRx.govを通じ、全ての消費者に劇的な割引価格で提供される」と述べた。
トランプ政権はこれまで薬価の引き下げに向けた取り組みを訴えてきた。イーライリリーやノボノルディスク、ファイザーを含む十数社の製薬大手とは、警告していた医薬品関税の引き下げなどと引き換えに値下げで合意した。
トランプ大統領は40品目超の医薬品には、ノボの2型糖尿病治療薬「オゼンピック」と肥満症治療薬「ウゴービ」なども含まれ、いずれも消費者に199ドル(約3万1000円)で直接提供されると説明。「最も一般的な体外受精(IVF)薬の価格も大幅に下がる」と述べた。
「国内で最も一般的なIVF薬であるゴナールエフの1回分は、先進国で最も高かった価格から急落する」とトランプ氏は語った。
このサイトは、アフォーダビリティー(暮らし向き)を巡る国民の懸念に対応する広範な取り組みの一環だ。こうした不満はトランプ政権の経済政策に対する有権者の評価に影響していた。
TrumpRxの開設は、昨年9月に薬価引き下げ策の一環として発表されていた。患者が特定の医薬品を検索すると、製薬会社のプラットフォームに誘導され、割引価格で購入できる仕組みとなっている。
原題:Trump Touts Drug Cost Savings as He Launches TrumpRx Website (1)(抜粋)
--取材協力:Skylar Woodhouse、Robert Langreth、John Tozzi、Michelle Fay Cortez、Cynthia Koons.
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