オランダの半導体メーカー、NXPセミコンダクターズの株価が決算発表後の時間外取引で5%余り下落した。同社は業績の立て直しを目指しているが、10-12月(第4四半期)は車載用製品の伸びが予想をやや下回った。

2日の発表資料によると、第4四半期の車載用製品の売上高は4.8%増の18億8000万ドル(約2924億円)。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均の18億9000万ドルを下回った。一部では19億7000万ドルとの強気予想もあった。

同社株は年初からこの日の通常取引終値まで6.5%上昇していた。

1-3月(第1四半期)の売上高は30億5000万ー32億5000万ドルとの見通しを示した。このレンジの中央値はアナリスト予想平均の30億9000万ドルよりも高い。ただ、回復ペースに対する懸念が全体的に明るい売上高見通しに影を落とした。

NXPは主に自動車業界向けに半導体を供給し、同分野が売上高の半分以上を占める。同社のプロセッサーは成熟した技術を用い、運転支援の安全機能、車両の接続機能、情報と娯楽を統合した「インフォテインメントシステム」などを支えている。

同社は、STマイクロエレクトロニクスやテキサス・インスツルメンツといった同業とともに、新型コロナウイルス禍後の半導体供給過剰の影響に苦しんできた。車載用および民生用電子機器の顧客は、コロナのパンデミック(世界的大流行)時の不足を受けて半導体を積み増し、時間をかけて過剰在庫の整理を進めている。トランプ米大統領の関税措置が回復をさらに遅らせる恐れもある。

NXPは昨年、供給過剰がようやく終息に向かっている可能性があるとし、車載用製品の事業が「大幅に」加速していると指摘していた。10月に就任した最高経営責任者(CEO)のラファエル・ソトマヨール氏は、「循環的な回復の兆し」が見られると語っていた。

第4四半期の売上高は33億4000万ドルと、予想と一致した。調整後営業利益率は34.6%で、予想の34.7%とほぼ同水準だった。

原題:NXP Automotive Chip Sales Grow More Slowly Than Anticipated (1)(抜粋)

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