(ブルームバーグ):米半導体メーカーのSiTimeは、ルネサスエレクトロニクスのタイミング事業を買収する方針を固めた。早ければ5日にも発表する可能性がある。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
タイミング事業は、電子回路が正常に機能するための信号を発生させるデバイスなどを製造する部門。関係者によると、デバイス内の時刻管理用チップを製造するSiTimeは、買収に向けた最終調整を進めているという。
同事業の評価額は30億ドル(約4700億円)に達する可能性があるという。両社間の交渉は継続中であり、合意できない場合もあると関係者は述べた。
ルネサスとSiTimeのコメントは現時点で得られていない。ルネサス株は3日午後の取引で上昇幅を拡大し、一時前日比6.7%高の2617.5円を付けた。
ルネサスは2024年、電子機器の設計ソフトウエアを提供する米アルティウムを買収し、製品の売り切り型ビジネスからプラットフォーマーへの変革を進めている。事業の選択と集中を進め、将来の成長分野に投資を振り向ける狙いがある。
SiTimeは14年に大規模集積回路(LSI)メーカーのメガチップスに買収され、その後株式を一部売却された経緯がある。ブルームバーグのデータによると、メガチップスはSiTime株を約13%保有する。SiTimeの時価総額は約98億ドル。
(株価を追加しました)
--取材協力:古川有希.
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