世界のシンジケート方式による公募債の発行額が1兆ドル(約155兆円)に達した。低コストでの資金調達を狙う発行体が高まる需要を捉え、統計開始以来、最速のペースで節目を突破した。

ブルームバーグが集計したデータによると、米オラクルによる250億ドルのドル建て社債発行を受け、2日に総額1兆ドルの大台を超えた。大台乗せのタイミングは2024年が2月7日、25年は2月11日だった。

内訳は政府債が4割超を占め、金融機関が約35%で続いた。米ゴールドマン・サックスによる過去最大の160億ドルの社債発行などが寄与した。四半期決算発表の一巡に伴い、今後はハイテク企業などによる社債発行が増える見通しだ。

米AT&TやIBMが先週に大型起債に踏み切っており、この傾向は継続する公算が大きい。JPモルガン・チェースのストラテジストによれば、2-3月は過去4年において、ハイテク企業やメディア、通信セクターでの債券発行が最も活発な時期にあたる。

一方、市場では楽観ムードへの警戒感も根強い。2025年のグローバル債券発行額が過去最高を記録する中、世界の社債投資家は、約20年ぶり低水準の利回り上乗せ幅を受け入れている。一部の運用担当者は社債購入を抑制し始めている。

原題:Global Bond Sales Reach $1 Trillion at Their Fastest Pace Ever(抜粋)

もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp

©2026 Bloomberg L.P.