(ブルームバーグ):人工知能(AI)事業に有利な規制環境を求め、米中間選挙に向けて多額の支出を計画している特別政治活動委員会(スーパーPAC)に5080万ドル(約79億円)の資金が集まった。主要な寄付者にはベンチャーキャピタリストのマーク・アンドリーセン氏やベン・ホロウィッツ氏らが名を連ねている。
1月30日に公開された連邦選挙委員会(FEC)への最新の報告書によると、スーパーPAC「リーディング・ザ・フューチャー」とその関連団体は計4960万ドルの手元資金で2026年をスタートした。

AI推進の急先鋒(せんぽう)であるアンドリーセン、ホロウィッツ両氏がそれぞれ1250万ドルを寄付。オープンAIの共同創業者であるグレッグ・ブロックマン氏と妻のアンナ・ブロックマン氏も1250万ドルを拠出した。
SVエンジェルの創業者ロン・コンウェイ氏は同スーパーPACの民主党系関連団体に50万ドルを寄付。パランティア共同創業者のジョー・ロンズデール氏は共和党系団体に25万ドルを寄付した。
シリコンバレーは、米経済成長をけん引するAI技術の迅速な開発を妨げる恐れがあるとして、州レベルで広がる規制のつぎはぎを阻止するために、かつてないほどの資金を投じている。リーディング・ザ・フューチャーの資金を通じ、業界は自らの主張に好意的な政治候補者を支援し、敵対する可能性のある人物には反対できる。同スーパーPACのリーダーらは、州レベルの選挙にも資金を投じる計画だとしている。

リーディング・ザ・フューチャーは1月30日、非営利の政策提言部門「ビルド・アメリカンAI」が確保した資金を含め、同スーパーPACと関連団体が計1億2500万ドルの寄付とコミットメントを確保したと発表。これらのグループは州レベルでスーパーPACのネットワークを構築する計画も立てている。
この戦略は、暗号資産(仮想通貨)業界のスーパーPAC「フェアシェイク」のものと似ている。同団体は2024年の選挙で1億3300万ドルを投じ、デジタル資産業界に好意的な民主、共和両党の候補者を後押しした。アリゾナ州でトランプ米大統領に近いカリ・レーク氏に勝利して連邦上院議員に当選した民主党のルベン・ガエゴ氏や、オハイオ州の連邦上院選で暗号資産に批判的な現職シェロッド・ブラウン氏を破った共和党のバーニー・モレノ氏を支援した。
原題:Andreessen, Horowitz Fuel AI Industry’s $51 Million Midterm Haul(抜粋)
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