(ブルームバーグ):英航空機エンジン・宇宙関連メーカー、ロールス・ロイス・ホールディングスは、英政府の支援の下で月面に小型原子炉を設置する計画を進めていたが、パートナーが得られず停止されたと英紙テレグラフが報じた。
同紙によれば、2029年までに月に送る小型原子炉を準備するプログラムは、潜在的パートナーが得られなかったことで行き詰まった。ロールス・ロイスはプロジェクトをなお再開する用意があるという。
テレグラフ紙によると、英国宇宙庁が支援し、将来の月面基地を支える原子力発電の利用の在り方を調査するプロジェクトに対し、900万ポンド(約19億円)の政府資金が投入された。ロールス・ロイスは昨年3月、打ち上げ・着陸サービスおよび月面輸送に関し、複数の潜在的パートナーと協議していると明らかにしていた。
原子力エネルギーは、将来の月探査・居住で潜在的に実用可能な動力源と考えられる。月面原子炉は、太陽光や気温にかかわらず、豊富な電力を途切れなく供給し、将来の持続的な月ミッションを可能にすると期待される。米政府は今年に入り、月面での利用に向け原子力電源の研究開発を支援する方針を再確認した。
ロールス・ロイスの担当者は、英国宇宙庁との間で、宇宙用小型原子炉システムの推進で進行中の契約はないと認めた。
原題:Rolls-Royce Moon Nuclear Reactor Plan Stalls, Telegraph Says (1)(抜粋)
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