片山さつき財務相は23日夕、外国為替市場での為替介入の可能性について「お答えできない」とした上で、「常に緊張感を持って見守っている」と述べた。同省内で記者団に語った。介入の有無を明かさず、市場の疑心暗鬼を誘う戦略とみられる。

日本銀行の植田和男総裁の会見を受けて対ドルで159円23銭と14日以来の安値まで下落していた円相場は、午後4時40分過ぎから急速に買い戻され、一時157円37銭まで反発。片山財務相の発言後は158円前後で取引されている。

三村淳財務官も同日、省内で記者団の取材に対し、介入を実施したかどうかやレートチェックの観測について「お答えするつもりはない」と述べた。

為替介入を巡っては、実施の有無を明らかにする場合もあるが、月末の実績公表時まで政府からの発信を控えることもある。三村財務官は2024年の就任時のインタビューで、介入に関する市場との対話について「ありのままに言うだけがコミュニケーションではない」と述べ、市場の疑心暗鬼を生む戦略も時に有効との見方を示していた。

植田総裁は記者会見で、長期金利の上昇について例外的な状況では機動的にオペを実施する可能性に改めて言及。次の利上げ時期について問われ、4月は相対的に価格改定の頻度が高い月だとし、「そこにある程度の関心を持っていることは事実」と発言していた。

(三村財務官の発言を加えて更新します)

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