(ブルームバーグ):バンク・オブ・アメリカ(BofA)のブライアン・モイニハン最高経営責任者(CEO)は22日、トランプ米大統領が提案するクレジットカード金利の上限設定について、個人消費を鈍化させ、クレジットの利用機会を減らすとの見方を示した。スイス・ダボスで開催中の世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)で、ブルームバーグテレビジョンのインタビューに答えた。
そのうえでモイニハン氏は、手頃な価格(アフォーダビリティ)を巡る問題について、政府と協議を続けていると語った。
同氏は、クレジットカード金利の上限について「実際に政策化すると、信用の再配分が起こる可能性がある。支出を鈍化させ、クレジットを利用しづらくする可能性がある。それは、目的としているところではないだろう」と述べた。
トランプ氏はクレジットカード各社に対し、1月20日から1年間、クレジットカードの金利を10%に制限するよう求めているが、開始期限を過ぎても、業界に大きな変化は起きていない。トランプ氏は、この提案が米国民の負担削減に向けた広範な取り組みの一環だとしている。
銀行側は、金利上限が導入されれば、貸し手は消費者向け与信を大幅に縮小せざるを得ず、結果として消費者には高金利で信頼性の低い貸金業者や質屋といった選択肢しか残されないと主張している。
モイニハン氏は「たとえ1年も、利用可能なクレジットの選択肢を全面的に組み替えることになるとすれば、それは非常に興味深いことになる。人々のクレジットの選択肢に対する認識に、大きな変化をもたらすだろう」と語った。
原題:BofA’s Moynihan Says Card-Cap Proposal Would Slow Spending(抜粋)
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