(ブルームバーグ):中国はカナダの経済問題の解決策にならず、信頼できるパートナーでもない。駐カナダ台北経済文化代表処トップの曽厚仁氏がインタビューでこう語った。
カナダのカーニー首相は先週の北京訪問で、中国の習近平国家主席と会談。関税を引き下げ、関係の再構築で合意した。両国関係は数年にわたる悪化を経て、大きく好転した。
これを受け、カナダは低い関税率で中国製電気自動車(EV)を限定的に自国市場に受け入れる。一方、中国はカナダ西部の重要作物である菜種の輸入税を引き下げる。トランプ米大統領が高関税を課しているカナダは、対米依存の強い輸出市場の多角化を急いでいる。
事実上の駐カナダ台湾大使に相当する曽氏は「もし今回の中国訪問が、カナダにとっての経済的な処方箋を本気で探すものだとすれば、中国に答えがあるとは思わない。もしこの訪中が、国内的あるいは国際的に何らかの政治的レバレッジを生み出そうとするのだとすれば、私には分からない。それはまた別の問題だ」と述べた。
曽氏は自由貿易協定にも触れ、「中国が市場経済ではなく」、自国市場の多くの側面に制約を設けている以上、「カナダと中国の間では実現不可能だ」と指摘。
「市場の縮小や拡大は、実際には政治的な計算の結果だ」とし、「カナダに買い付けに来るのは国有企業で、消費者ではない。いつでも国家が購入を止めることができる」ことを意味していると話した。
オタワの中国大使館はコメント要請に応じなかった。
原題:China Isn’t the Answer for Canada Trade Woes, Taiwan Envoy Says(抜粋)
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