憶測だけで跳ね上がった長期金利…各党の消費税に関する立場は

星浩 スペシャルコメンテーター:
市場関係者が驚いたのは、高市総理が消費税の減税に言及するのではないか、という憶測だけで長期金利が跳ね上がったことです。

つまり、財源が明確でない借金を増やすということになれば、長期金利が上がり、円安にも繋がります。そうすると物価高に及ぶので、実は簡単ではないというのが、この減税の問題なんです。

藤森祥平 キャスター:
でも「検討を加速する」という高市総理の言葉は、その財源についてもこれから検討するということですよね。

星浩 スペシャルコメンテーター:
財源が丸々国債ということになれば、また長期金利が跳ね上がりますので、実はそれが最大のネックなんですね。例えば消費税は社会保障に回しています。ただ消費税を下げることによって社会保障のレベルを下げるというわけにはいかないので、非常に苦しい部分です。

藤森祥平 キャスター:
その他、各党の消費税に関する立場です。どの党も、食料品に限っては「ゼロ」、または「期間を区切る」、中道改革連合に至っては「恒久ゼロ」と主張しています。

星浩 スペシャルコメンテーター:
竹下政権下で消費税が導入された頃からずっと取材をしている者として、政治家は非常に苦しい心中で消費税の導入、引き上げを今までやってきました。

最近はあらゆる政党がポピュリズムの渦中にあって、少なくとも政党の責任として財源をはっきり示すこと、そして減税に伴って社会保障の水準は維持するのか、下げるのかを含めて議論してもらいたいです。

やはり国民として、都合のいいことばかりで票を取ろうというのは政党としての役割を果たせていないと思います。

小川彩佳 キャスター:
本当に時間がない中で、どれだけ丁寧に、具体的に財源を示していくのか。

藤森祥平 キャスター:
中道改革連合の主張する「財源は政府系ファンドで」というのは、実際にどれぐらいの安定財源になるのか、どういう手法なのか。

星浩 スペシャルコメンテーター:
やや博打の側面がありますからね。

中道改革連合の基本政策における安全保障について、存立危機事態に伴う自国防衛ならば自衛隊が出動してもいいという提言がありました。そうすると、非常に自民党と距離が近くなるもので、一方で今回の選挙は0か100かというものじゃなくて、60対40の政策の違いを有権者が見極めていく、そういう意味では新しい形の選挙になってくると思います。

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<プロフィール>
星浩さん
TBSスペシャルコメンテーター
政治記者歴30年 福島県出身