ウクライナのゼレンスキー大統領は、サッカーワールドカップの決勝戦前に平和を呼びかけるメッセージ動画を上映することをFIFAに呼びかけたものの、実現しなかったと話しました。

ウクライナ ゼレンスキー大統領
「世界中のみなさん、W杯決勝おめでとうございます。今回のワールドカップでは、国や国籍が違っても、フェアプレーで優勝者を決めることができると証明されました。しかし、戦争ではそうではありません」

これは、ゼレンスキー大統領がサッカーワールドカップの決勝戦前にスタジアムで流そうと撮影したメッセージです。サッカーに関連づけて平和の重要性を強調し「この冬に平和のためのサミットを開催する」として支持を呼びかけましたが。

ウクライナ ゼレンスキー大統領
「ウクライナからの全世界に向けて特別なメッセージを用意しました。しかし、決勝前にスタジアムでこのメッセージを流すことをFIFAは阻んだのです」

ゼレンスキー大統領はFIFAが動画の上映を拒否したことを明らかにしました。

ポドリャク大統領府長官顧問は「FIFAはロシアがウクライナで戦争を始めることにより、世界を災害に引きずり込んでいることを理解していない」と批判しています。