(ブルームバーグ):米ハーバード大学は今学年度、在籍する外国人留学生数が過去最多となった。学生ビザ(査証)や資金面で、トランプ政権の度重なる締め付けにもかかわらずだ。
9日公表されたデータによると、同大の留学生比率は2025年秋時点で28%と、わずかに上昇。留学生数は6749人と、少なくとも02年以降で最多となった。

留学生の増加数は約50人で、伸び率は1%弱にとどまる。それでもトランプ政権による厳しい締め付けに直面した時期に、全国的なトレンドに逆行している点が注目される。
非営利団体の国際教育研究所(IIE)が国務省の支援でまとめたオープンドアーズ報告書によると、同時期に米国の大学全体では留学生数が1%減少した。
ハーバード大の広報担当者は、留学生在籍状況についてコメントを控えた。
関税からテクノロジーに至るあらゆる分野で米中間の緊張が高まる中でも、ハーバード大に在籍する中国人留学生数は4.5%増と伸びが加速し、学内で最大の留学生グループとなった。韓国からの留学生数も8.7%増加。一方、インド、英国、カナダなどからの留学生数は横ばいか、やや減少した。

ハーバード大はトランプ大統領が進める高等教育改革の主な標的となってきた。当初は大学が反ユダヤ主義を助長していると非難するところから始まったが、その後、多様性プログラムや政治的偏向に対する攻撃へと広がっている。
トランプ政権は昨年、大学の運営、入学、採用慣行を巡る要求に同大が応じなかったことを受け、数十億ドル規模の研究助成金を凍結し、留学生の受け入れ資格を停止した。
トランプ政権による助成金凍結などを巡る訴訟で、連邦裁判所はハーバード大の主張を認めたが、政権側は上訴している。
原題:Harvard’s Foreign Enrollment Hits Record Despite Trump Battle(抜粋)
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