6日のロンドン金属取引所(LME)で、ニッケル価格が10%以上急騰し、2022年以来で最大の上昇幅を記録した。投資家の中国市場に対する関心が急速に増し、金属市場全体の上昇に拍車がかかっている。

電池やステンレス鋼に使用されるニッケルの価格は、過去2週間で20%以上上昇しており、6日には一時1トン=1万8785ドルをつけた。ニッケル市場は供給過剰が深刻だが、主要供給国のインドネシアで生産リスクが高まったことが市場心理を支え、中国国内金属市場への広範な投資も追い風となった。

インドネシアの過剰生産と電気自動車用(EV)電池での予想を下回る需要に悩まされてきたニッケル市場にとっては、劇的な転換だ。2022年の歴史的なショートスクイーズ(踏み上げ)後、取引量が急落したLMEニッケル取引の復活も印象づけた。

ニッケル、銅、スズなどの金属価格の今週の急騰には、中国投資家の影響力が大きいとみられる。LMEの金属価格は取引量の多いアジア時間帯に急騰し、上海先物取引所の夜間取引開始時にも再び上昇した。

原題:Nickel Spikes More Than 10% as Chinese Buying Fuels Metals Surge(抜粋)

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