スマートフォン向け半導体最大手の米クアルコムが、パソコン(PC)の中核を担うプロセッサー市場への進出を加速している。

同社の新型プロセッサー「X2 Plus」は、既存製品の性能を抑えた普及版で、より低価格のノートPCへの搭載を想定している。クアルコムの5日の発表資料によると、コアの数が10個と6個の2つのモデルを展開する。コアには最新となる第3世代の中央演算処理装置(CPU)「Oryon(オライオン)」を採用した。

同社が大きな目玉としているのが、高性能の人工知能(AI)向けプロセッサー「ニューラル・プロセッシング・ユニット(NPU)」の搭載だ。これにより、バッテリーの消費を抑えつつ、AIソフトウエアの動作を高速化できる。

同社は既に「Snapdragon(スナップドラゴン)」の「X2 Elite」および「Elite Extreme」を提供しており、これらは通常1000ドル(約15万6000円)以上のノートPCに搭載されている。

クアルコムは自社プロセッサーについて、競合他社のチップを採用したノートPCに比べ、AI処理の反応が速く、次の充電までの駆動時間もはるかに長いと説明している。

クアルコムは、ラスベガスで開催されるテクノロジー見本市「CES」で発表する。市場で先行するインテルやアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)もCESでイベントを予定しており、クアルコム新製品の仕様や性能がこれら競合勢と比較されることになる。

原題:Qualcomm Unveils New Cheaper Version of X2 Laptop Processor(抜粋)

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